ポケモンカードの開封動画でよく『2枚箱』や『SR2枚箱』と呼ばれている特別なBOXが登場します。
はたしてこの『2枚箱』とはいったいどのようなBOXで、封入率や組み合わせはどうなっているのでしょうか。
この記事では謎が多い『2枚箱』の確率や組み合わせなどを解説します。
この記事で分ること
- ポケカの2枚箱はいつから始まったのか
- ポケカの2枚箱の確率
- ポケカの2枚箱の組み合わせ
ポケモンカード 2枚箱とは?
ポケモンカードの拡張パックは基本的に1BOX=30パックで構成されており、BOX(箱)には基本的にSR以上のカードが1枚確定で封入されています。
しかし、中には『2枚箱』や『SR2枚箱』と呼ばれる「1BOXにSR以上のカードが2枚封入されている」特別なBOXが存在します。
SR以上のカードはレアリティが「SR/HR/UR/CSR/SAR」のカードを指します。
『2枚箱』という呼び方は、「SR以上のカードが2枚封入されている」ことから来ているようです。
ポケモンカードの封入率に関して詳しく知りたい方はこちらの記事がおススメです。
関連記事:ポケモンカード 拡張パックの封入率 当たりが出る確率は?
ポケモンカード 2枚箱はいつから始まった?
ポケモンカードの2枚箱と呼ばれるBOXが初めて登場したのは、2018年12月7日に発売された拡張パック『タッグボルト』からです。
拡張パック『タッグボルト』以前より『2枚箱』という呼ばれ方は存在していましたが、現在呼ばれている「SR以上のカードが2枚封入されているBOX」という意味では無く、別の意味で呼ばれていました。
特定のカードが2枚封入されていた場合
基本的にRR、R、サポートなどのレアリティのカードはBOXに同じカードが1枚しか封入されていないことが多いですが、過去には低確率で2枚封入されている場合がありました。
そのためBOXに封入されている強力なカードや汎用カードが2枚封入されていた時は、「(特定のカード名)の2枚箱が引けた!」のような呼び方をされていました。
RRとSR/HRで同名カードが封入されていた場合
2022年1月に発売された拡張パック『スターバース』に収録されている『アルセウスV(RR)』は、新環境のどのデッキでも採用されるような超強力なカードであったため、発売当初は1枚1,500円もするRRのレアリティとしては高額なカードでした。
一方で、2018年にポケモンカードブームの際は短期間でプレイヤーが大幅に増加したため、対戦で使用するカードの値段が軒並み高騰し、通常のRRですら買取価格が1枚4,000円するような時代がありました。
当時は最低レアリティで揃えても、環境入りするデッキを組むには5万円以上必要な時期がありました。
(2023年現在は1万円あれば十分に環境デッキが組めます)
そのため高額カード(RR)のSRやHRはプレイ用のカードとして非常に需要が高く、「ゼラオラ2枚箱が引けた!」のような呼び方をされていました。
BOX1枚のレアリティが2枚封入されていた場合
2022年の強化拡張パックに収録されていた『かがやくポケモン』のように、2018年には『プリズムスター』と呼ばれるBOXに1枚しか封入されていないカードが存在していました。
この『プリズムスター』は基本的にはBOXに1枚封入でしたが、2枚封入されているBOXも存在していたため「PS(プリズムスター)2枚箱が引けた!」のような呼び方をされていました。
ポケモンカード 2枚箱の確率は?
BOXにSR以上のカードが2枚封入されている『2枚箱』の確率は、5~10%であることが当サイトの封入率調査で判明しています。
これは1カートン(12BOX)に1BOX程度の確率で『2枚箱』が存在していることになります。
ただしこの確率は、拡張パックと強化拡張パックのBOXの話であり、ハイクラスパックの『2枚箱』は別の確率テーブルが存在します。
またポケモンカードの封入率は、各シリーズや各BOXによって若干異なっている可能性が高いことが当サイトの封入率調査で判明しています。
『サン・ムーン』『ソード・シールド』『スカーレット・バイオレット』各シリーズによって『2枚箱』の確率が若干異なっている可能性があります(こちらの詳細については現在調査中です)
発売日前日から開封結果の集計を行い、独自の調査結果を掲載しています。
当サイトでは新弾発売毎に開封結果を500BOX以上を集計しており、過去に集計した開封結果は30,000BOX以上です。(2023年10月)
ハイクラスパック 2枚箱の確率は?
ハイクラスパックにSR以上のカードが封入されている『2枚箱』の確率は、基本的には約50.0%であることが当サイトの封入率調査で判明しています。
『シャイニスターV』2枚箱の確率
ハイクラスパック『シャイニスターV』は、SSRが1枚確定で封入されており、サポートSR/URが50.0%の確率で封入されているBOXです。
そのため『2枚箱』の確率は約50.0%で、SSRとSRかSSRとURの組み合わせで封入されています。
ちなみに『シャイニスターV』は、SSR/SR/URが1BOXに封入されている『3枚箱』も存在しています。
『VMAXクライマックス』2枚箱の確率
レアリティ | 封入確率 |
---|---|
CSR | 1枚確定 |
サポートSR | 約50.0% |
UR | 約10.0% |
ハイクラスパック『VMAXクライマックス』はCSRが1枚確定で、サポートSRが50.0%、URが10.0%の確率で封入されているBOXです。
そのため『2枚箱』の確率は約60.0%で、CSRとSRかCSRとURの組み合わせで封入されています。
『VSTARユニバース』2枚箱の確率
レアリティ | 封入確率 |
---|---|
ポケモンSAR | 1枚確定 |
サポートSR | 約20.0% |
サポートSAR | 約20.0% |
UR | 約10.0% |
ハイクラスパック『VSTARユニバース』は、ポケモンSARが1枚確定でサポートSR/サポートSAR/URが約50.0%の確率で封入されているBOXです。
そのため『2枚箱』の確率は約50.0%で、組み合わせは以下の通りに封入されています。
- ポケモンSARとサポートSAR
- ポケモンSARとサポートSR
- ポケモンSARとUR
サポートSRとサポートSARのような組み合わせで封入されているBOXは基本的には存在しません。
ポケモンカード 2枚箱の組み合わせは?
ポケモンカードの『2枚箱』は、「SR以上のカードが2枚封入されているBOX」と説明してきましたが、この封入されている2枚には決められた組み合わせが存在しています。
まず、基本的に同じレアリティが2枚出ることはありません。
そのため基本的には2枚箱は、「SRとHR」や「SRとUR」のような組み合わせで封入されています。
また強化拡張パック『イーブイヒーローズ』のようなスペシャルアートレア(SA)が多く封入されているBOXでは、VのSA(SR)とVMAXのSA(HR)が2枚封入されているBOXなども存在します。
『スカーレット・バイオレット』シリーズから2枚箱の仕様が変更?
2023年1月に発売された拡張パック『スカーレットex』『バイオレットex』から、SRが2枚封入されているBOXの報告が相次いでいます。
『ソード・シールド』シリーズは、SRが2枚封入されているBOXの報告はほとんどなかったことから、『スカーレット・バイオレット』シリーズから2枚箱の封入パターンに関する仕様が変更になっている可能性も考えられます。
ただし、「ポケモンSRとサポートSR」の組み合わせが基本的であり、サポートSRが2枚や、同名のSRが2枚封入されていたケースは報告されていません。
ポケモンカード 2枚箱 よくある質問
最後に注意点
この記事に記載されている情報は、全て当サイトの封入率調査の結果が元であり、ポケモンカード公式が正式に公開している情報ではありません。
必ずしも当サイトに掲載されている封入率が正しいとは限りません。
他にも基本的な封入パターンとは異なる「エラー箱」も存在している可能性もあります。
もし封入率に関して気になる内容がありましたら、ポケゲトちゃんねる公式Twitterアカウントまでご連絡ください。